「悪くないかも。」


「何が?」


「べーつに~
ってゅか翼何してんの?」

「呼び捨てやめなさいよ~。ま、いいけど。
生意気娘、料理手伝いなさい!」


翼は、何故かフリフリエプロンでキッチンにたっていた。


つか、エプロンどっから持ってきたんだろ。


「翼料理できんの?」


「女は料理が基本でしょ?」


「女ねえ~
ゲイでしょうが…」


「うるさいわね。
ほら、レタスちぎって!」


「何でアタシが~。」


料理なんてしたことないのに…


何でだろうな~。
他人なんてどうでもよかった。


ただ利用できればいい。


なんて思ってたのに。


バイト始めてから、
この人たちと関わってから別に悪くないと思ってる。


オーナーがいつも中心になってアホみたいにやってる。


でもそれが居心地良かったりする。