お湯の中で朝日を見ていると…


「おはよ。美亜。」


「わッッ!雪夜…裸…//」


産まれたまんまの姿の雪夜が来た。


「お目覚めはえーのな。」

あれ…


「なんか機嫌悪い?」


アタシ昨日なんかしたかな…


「悪い。
すこぶる悪い…」


眉間にシワを寄せ
近寄ってくる。


アタシは後退り…


「あの…雪夜さん。
アタシ何かした?」


「覚えてない…よな。
昨日、散々人を誘った癖に、これから本番って時に寝ちまったんだよ!」


え…


「そんなことか。」


「そんなこと…じゃねえ!!ひとりさみしく処理したんだ!こっちは!」


「ごめん…
だってジュースがお酒だったんだもん。」


「キス…」


「へ?」


「昨日みたいに美亜から
キスしたら許してやる…」


昨日みたいにって…
アタシそんなことしたの。


自分からキスなんて恥ずかしいし…


「無理…」


「あっそ…なら今日1日部屋から出ない…」


「観光は?」


「だから早く~」


目を瞑りキス待ちをする
雪夜。


うぅ"…


そりゃさ…雪夜にずっと逢ってなかったからキスしたい。


触れたいなって思うけど…

「美亜は俺が嫌いか?」


上目遣いでアタシを見つめる。


これに弱いアタシ…


「わかった…わかったよ!」


恥ずかしいのを振り絞って唇に軽くキスをした。