雪夜side…


ヤベエ…

なんだこの生き物…


ジュースと間違えて
リキュールをそのまま飲んだ美亜。


酒が弱い美亜は、
今までも何度か酒を飲んで酔っ払ったけど…


酔ったら寝るはずの美亜が何故か、俺に甘えてくる。


「雪夜、いい匂い~」


普段甘えてくるなんて
滅多にしないのに…


しかも、他の奴らがいるときなんてあり得ない。


つか見せたくないし…


こんな可愛い美亜…


「何、この子~!!
生意気娘じゃないわ!」


「コラ!翼、ツンツンすな!」


翼は、男になる時もあるから注意しないとな…


完全に美亜を狙っている…


「あーすっきりした~♪
って、美亜ちんがオーナーに甘えてるー!」


げ…


変なタイミングで龍が帰ってきやがった…


コイツに一番見せたくない。


「俺、部屋戻る!」


はなれない美亜を抱っこしたまま部屋に連れていく。