「あんまり無理すんな…」


「ごめん…」


素直な美亜はレアだ。


「とにかく、今日は寝てろよな。
俺、仕事行くから。」


嘘…
本当は行かない気マンマン。

だってこんな美亜ほっとけないし。

けど、そこはあのセリフが聞きたいから意地悪する。


「雪夜…」

「ん?」


目を潤ませて、俺の小指を引っ張る。


ヤバイ


予想以上に可愛いかも…


「いっちゃやだ…」


ズッキューンッッ!!



キタキタキターッッ!


もうキュン死だな…


ただえさえ会いたくて死にそうだったから。


あー我慢してて良かった。


「しょうがねえな…
居てやるよ。」