雪夜side


どれくらい泣いたんだろ。

泣き止んだ美亜は、
目が真っ赤。


「落ち着いたか?」

「ん…」

「じゃあ、もう聞いていいよな?」


「ん。
好きだよ。オーナーが。
ずっと…ずっと好きだった…」


ヤバイ…

超嬉しいんだけど。


「今度こそは逃がさねえ。」


「ん。」


「つうわけで、寝ようぜ。」

「え?」

「もうおせえし…
泊まってけよ。」


「え?あ…う…ん?」


「んだよ。嫌なの?」


「ちがう…緊張してんの!」


緊張だってさ…
可愛いじゃねえか。


「さ、行くぞ。」


「行くって?
風呂だよ。ふーろ。
仕事終わりだし風呂入りたくね?」


「ば…バカじゃないの!?一緒に入るわけないから!変態!」


クククッッ


何事にも冷めてる美亜が、今はすぐに照れる。


顔真っ赤だし。


からかいがいがある。



「じゃあ、美亜先に入れよ。」


「嫌だ。」


「何で?」


「だって、絶対乱入する気でしょ?」


バレた…


「じゃあさ、どーせ風呂はいるならさ…」


「きゃっ!!な…なに?」

「なにって…言ってほしいの?」


「言わなくていい…//」




やっと…


美亜と繋がれた。


心も…



体も…