「あ~終わったー!!」


「疲れた…」


ふたりでバタンとソファーにダイブ。


って…


「あの…さ、何でアタシを部屋に呼んだの?」

そう言うと、何故かソファーに正座をするオーナー。

な…なんか緊張する。




「美亜に話がある。」


「は…はい。」


「まずは…美亜に辛い思いさせて悪かったな。」


「え…」


「初めは、美亜がのぞみに 似てて、重ねてた。」


「うん…」


「でも、美亜の弱い部分とか知っていくうち美亜自信を放って置けなくて…
美亜っつう存在が気になっていく自分が出てきた。」


「けど…俺まだ自分の気持ちにけりついてなくて…
愛してしまうのが怖かった。」


「うん。」


「弱くて情けない俺のせいで…ごめん。」


「弱いのはアタシもだし。オーナーから自分の気持ちから逃げて…
晴樹さんに甘えて…
最低なことした。」


「でも美亜は戻ってきてくれた。」


「ちょ…オーナー…//」


ふわりと優しく包まれるアタシ。


心臓がヤバイ…



「なあ…美亜。」


「ん。」


「俺は…「ちょ…ちょっと待った!」


「っんだよ…
今から大事なこと言いたかったのに!」


「いや…なんつうか…



オーナーの低い声が響いてヤバイ。



どうしよ…


耐えられない…

心臓が…


無理矢理離れようとするも、ぎゅうぎゅうと抱き締められて逃げられない。


「逃げんなバカ。」


「だ…だってえ…」


「あーもうッッ!
めんどくせえ…」


そう言って…


アタシにキスをした。



長くて…息ができないくらい。



キスでこんなになるなんて…


アタシは…アホだ。