晴樹side


世の中には、似た人が3人いるっていうけど、
こんなにも似ている人が居るなんてな。

・・・
アイツの生まれ変わりなんじゃないかってくらい。




雪夜にとっちゃ、自分の人生を変えたアイツ。


俺にとっても、アイツは
大きな存在だった。



そんなアイツまんまの
葉月美亜ちゃん。


ただ、性格は違うけど。



俺は嫌いじゃないかも。



「晴樹、ずいぶん美亜を気にいったみたいだな。」


「何で?」


「だってよ、さっきからずっと美亜を見てるから。」


「そーゆうお前もだろ。
ま、忠告しとくけど、アイツと美亜ちゃんは違うからな。」


「わあってるっていってんだろ~。
けど、どうしてもアイツに似すぎてアイツがいるみてえにおもっちまう。」


確かにな。


まるでアイツだけが、
成長してないみたい。


「オーナー、アタシの顔見すぎ。
せくはら~」


「あ?
別に見てねーから!
つか、仕事に集中しろ~」


本当に中身が違う。



あれ以来、抜け殻みたいだった雪夜が…

ただえさえ、偉そうな雪夜がからかわれてる。


てゅか遊ばれてる?



そんな美亜ちゃんに、俺は興味がわいた。



アイツ関係なしに、
美亜ちゃん自信にな。