何故か胸騒ぎがする…



「はい…」


『雪夜くん!!ヒヨリです。』


ヒヨリ!?
ヒヨリは、10個離れているのぞみの妹。

今は多分10才だろう。

何で俺の番号知っているんだろ。


「どうした?」


『…お姉ちゃんが…
お姉ちゃんが…死んだ。』


「は?
ヒヨリ…嘘言うなよ。
怒るぞ!!」



『嘘じゃないよ!!
お姉ちゃん、雪夜くんの所に行くって急いで出ていったの…
そしたら途中で…事故に…

丸沢総合病院に居るから今すぐ来て!』



「嘘…だろ…
のぞみ…俺のせいで…」


電話が切れているのにも気づかず、握ったまんま崩れた。