高校2年。
俺とのぞみが付き合って
なんだかんだ1年がたつ。


「おい、のぞみ。
それ…どうしたんだよ…」

「これ?
晴樹くんに紹介して貰っていれたの!可愛いでしょ~?」


「バカタレ!」


「何で痛いことしてんだよ…」


のぞみの右腕に黒い蝶の
タトゥーが入った。


のぞみが徐々に変わっていった。


家にも帰らず、
俺んとこにずっといる。


格好も派手になった。





なんか複雑だった。



のぞみを変わらせちまったのは俺のせいかも知れない。


俺がいろいろ教えたから。


墨も俺も晴樹も
入れてるからだからかも…


「雪夜と晴樹のせいじゃないから。」


「え?」


「この墨はね、私の意志。自分を見失わないために。私が私でいるための黒い蝶。」


「なんかあったのか?
家にも帰らないし…」


そういえば、
初めて会ったときも
なんかあるようなこと言ってたな…