唇を離すと、のぞみは
潤んだ瞳で見つめてきた。


ヤバ…


「その顔…ヤバいから。
襲われてえの?」


「雪夜になら…いいもん。」


「は?」


「好きだからいいもん。」


俺は初めて、好きなやつを抱いた。


初めてひとつになれた。