晴樹さんと付き合って
1週間がたった。


今も晴樹さんの家に居候している。



「晴樹さん、朝だよ。」


「……ん…はよ…実亜。」

彼女になってから、
晴樹さんは実亜と呼ぶ。



「なんか焦げ臭くない?」

「…ヤバッッ!!」


慌ててキッチンに行くと、フライパンから黒い煙が上がっていた。


あーやってしまった。


フライパンの中身は
目玉焼き。


「あーあ、丸焦げ…」


「アハハ…本当だな。」


「ごめんなさい。
こんなこともできなくて…」