タクシー拾って店に戻ったら、全員いた。


「お前等、待ってたのか。」


「うん。
美亜ちん見つかったんだね!!」


一番ヘラヘラしてる龍が
一番心配していたらしい。

抱き抱えられて眠る美亜を見て、力が抜けた見たいに座り込んだ。


「美亜、倒れたんすか?」

「いや、酔っぱらて
寝てんだ。」


「はあっっ!
ったく、世話のかかる小娘だこと。」


美亜をそっとソファーに寝かす。


「…ん。」


起きたか?

むくりと体を起こした美亜。


「美亜ちーん!!
おはよーっ」


「グハッ…いた…
って、龍っ!?なんで…」

「俺だけじゃないよん♪」


「みんないる?
あれ、アタシ…」


「美亜、帰って来たぞ。
お前の居場所。」