「や〜めた!なんで反省文なわけ?」

私達5人は夕食後食堂に残らされ、反省文用の原稿用紙を渡された。なんとか食い下がったけど結局ダメで、交流会には参加できず食堂で反省文を書くことになった。


「なんでじゃない!お前のせいだ」

「「同感」」

書き始めて5分。カイトくんが根を上げた。カケルくんが突っ込み、シオリとミヅキが賛同する。

「だから何で俺の位置はそんなに低いの?ハルミ、何か言ってやれ!」

突然呼び捨てにされ戸惑いながらも答える。ついでに突っ込む。

「仕方ないからとりあえず終わらせちゃお?てかなんで呼び捨て?」

「何でって…もう俺ら友達じゃん?友達は名前で呼ぶもんだろ?」

「「「「…………」」」」

「やっぱり馬鹿だったんだな。今更だけど気づいてよかった」

「ハルミ、この馬鹿にはよ〜く言っとくから。無駄だとは思うけど。…馬鹿だから」

「ハルミちゃん、相手にしてたらホントに海斗のバカが移っちゃう」

「はぁ…なんとなく分かってきたかも」

「お前らなんなんだよ!」



「おい!真面目にやらんか!」

タイミングの良すぎる担任。


「終わりました」

そんなやりとりの中でカケルくんは一人反省文を終わらせていて、タイミング良く現れた担任に提出した。

「アタシも終わりました」

シオリも。

「ミヅも終わったぁ☆」

ミヅキも。


……私はもちろんまだ。ついでにカイトくんも。

「なんで3人とも今のやりとりの中で終わっちゃてんのッッ?!」

私が3人に聞くと、揃って答えた。

「「「いつものことだから」」」と……