オイコラ、なんだその顔。そんなに俺の
笑顔がおぞましいんか。



ぴくっと頬をひきつらせると、更に怯え
だして。



こんなんじゃ、先が思いやられる───
だけど。



だからこそ、面白い。



いつの間にかこいつといるのが楽しみに
なってる俺が居たんだ。



でも流石に、わざわざ隣同士に座るのは
俺でもちょっと抵抗がある……っつーか
恥ずいから、オーダーする時はちゃんと
向かい合わせになってたけど。



「───じゃあ、コーラで。……お前は
、何頼む?」



ウェイターにそう頼んでから、泣き虫兎
に視線を向けると、



「じゃあ、コーヒーと……ショートケー
キでお願いします」



と言った。



ふーん……、コーヒーなんか飲むんだな
。意外だ、なんか。