二番と書かれた紙切れをピラピラさせて
、苦笑いするかなえちゃんに、私もガッ
クリと項垂れた。
友達が少ないとか、嫌われてるとか、そ
んなんじゃないけど。
人と関わるのは、ちょっぴり苦手だった
から、やっぱりかなえちゃんが居ないの
は、心細い。
「まあ、同じクラスなだけラッキーだし
、良いじゃん!」
ね?と諭すようにそう言われて、コクッ
と頷き、席を移動する。
その時。
「わっ、いいなぁ園田さん!」
「あ、本当だ、羨ましい~!」
不意に、後ろからそんなこえが聞こえて
きて、首を傾げた。
いいなぁ……って、どうして?