花は、恥ずかしそうに
赤く染まると紅潮を迎え微笑む。




決して、戻るはずのない
時の止まった場所に、


咲き誇る、鮮やかな赤い花はトロリとした蜜を吸いにきた小さな蜂を


包み込み、棘のある
蔦で蜂に絡みつき離さない。