【戸城side】


相沢が帰り、一人になった部屋で俺はさっきのことを考えていた


もし、あの時携帯が鳴らなかったら俺は何してたんだー―…

いつもならあんなの冗談でしかやらねぇーのに…

俺にとって……相沢って何だろう…?


手にはしっかり、相沢の細い手首の感触が残っていた






この時から、俺と相沢との関係は、少しずつ変わり始めていたんだー…

【戸城side終】