『―――っ!?』

耳元で、楽しそうに言うナッチ。その目は生き生き輝いていて、逆に怖い…

『別に…仲良くないよ』

『うっそだぁー!!前に屋上で会ったときに、何かあったんでしょ?』

こーいうことだけは記憶力良いんだね…

『すずもついに恋到来かぁ~』


勝手に話を進めるナッチ。こうなると止まらない…

『すずと戸城くんかぁ~意外性があって良いじゃぁ~ん』

一人興奮しながら話し出す。これ以上話が進むのは、さすがに耐えられないので、ナッチのことを聞いてみた

『そんなことより、ナッチの方はどーなの?さっき言いかけたことが、気になるんだけど』

『えっあーう゛―…』

変なうめき声を上げて、横に視線を逸らす。言おうか言わないどこうか悩んでる感じ



あと一歩かなぁー…

『あたし達親友でしょ?隠し事は無しだよっ』


最終兵器発動。この言葉に、ナッチは弱いんだよね~


『…もぉーしょーがないなぁ』

耳かしてと言うので、耳をナッチの方に向ける

『川瀬くんと…キスしちゃった』