『鈴夏おまたせぇ~』

何も知らずに戻って来た大輔を押しどけ、あたしは大輔の家を飛び出した



そして、一人部屋に閉じこもり、誰にもバレないように、声を押し殺して泣いた。恋愛のことで泣いたのは、これが初めてだった。いくら失恋しても泣くことはなかったのに…

それだけあたしは大輔が好きだったんだって…そう思うと、余計涙が溢れてきた

その間も大輔からメールや着信があったけど、全てシカトした





学校に行ったのは、それから1週間後だった…