『今日の戸城くんなーんか元気ないね』

タコさんウィンナーをフォークで差しながら、ナッチはあたしを見た


珍しく戸城はずっと教室にいたけど、窓の外をボーっと眺めているだけだった


やっぱり…昨日何かあったんだ……


それが分かっていたから、あたしは何も聞けなかった




『亜美に、告白でもされたんぢゃね?』


一番あってほしくないことを、隣にいた川瀬はあっさり言葉にした




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