『さっき、文化祭の出し物決まったんだよ』

『何になった?』

夏川は、満面の笑みで答える

『メイドカフェ』

メイド……カフェ…

俺のクラス大丈夫か……?




そんな俺の不安をよそに、夏川は話し出す

『ねぇねぇ、朔兎ってメイド服好きかな?』

目をキラキラさせながら聞いてくる。そんな顔されたら

『好きだと思うよ』

としか言えないだろ

『ホント!?ヤッタァ~』

隣で素直に喜ぶ夏川に、俺は少し意地悪をしたくなった


『なぁ…もし朔兎と相沢が付き合ってたらどーする?』