何であたしの思ったこと分かったの!?
てか、今の彼氏って…切り替え早くないですか!?
美人な人って、みんなそうなのかな…
女優さんとかもそうだし…
『相沢さんって、棗のこと好きなんでしょ?』
『ふぇっ!?』
いきなりの質問に変な声を出してしまい、あたしは口をおさえた
『クスクス…分かりやすいわね。でも、棗を好きになっても無駄よ』
えっ………?
『それって…どーいうことですか?』
柏原さんはあたしを見ずに、化粧をしながら話し出した
『棗はね、本気で人を好きにはならないの。だから、本気で自分のことを好きな女とは絶対付き合わない。もし、相手が自分のことを好きになったら、棗はあっさり別れるわ。あたしみたいにね…』
そう言った柏原さんの目は、すごく悲しかった
あたしに嫌がらせをしたのは、それだけ戸城のことが好きだったからだよね
『だから、あなたも棗が好きなことは本人にバレないようにしないと、バレたら棗はあなたから離れるわよ』
そう忠告して、化粧品をポーチに直し、柏原さんは出て行った
一人残されたあたしは、その場から動けず、ずっと柏原さんの言葉が頭の中で繰り返されていた
てか、今の彼氏って…切り替え早くないですか!?
美人な人って、みんなそうなのかな…
女優さんとかもそうだし…
『相沢さんって、棗のこと好きなんでしょ?』
『ふぇっ!?』
いきなりの質問に変な声を出してしまい、あたしは口をおさえた
『クスクス…分かりやすいわね。でも、棗を好きになっても無駄よ』
えっ………?
『それって…どーいうことですか?』
柏原さんはあたしを見ずに、化粧をしながら話し出した
『棗はね、本気で人を好きにはならないの。だから、本気で自分のことを好きな女とは絶対付き合わない。もし、相手が自分のことを好きになったら、棗はあっさり別れるわ。あたしみたいにね…』
そう言った柏原さんの目は、すごく悲しかった
あたしに嫌がらせをしたのは、それだけ戸城のことが好きだったからだよね
『だから、あなたも棗が好きなことは本人にバレないようにしないと、バレたら棗はあなたから離れるわよ』
そう忠告して、化粧品をポーチに直し、柏原さんは出て行った
一人残されたあたしは、その場から動けず、ずっと柏原さんの言葉が頭の中で繰り返されていた