『玲奈…何してんだ?』


一歩ずつ玲奈に近付く。しかし玲奈は何も言わず、震えながら俺を見るだけ…


その前にいた相沢の顔の頬には、カッターを当てられた痕がついていた



『玲奈…』

俺はさっきよりも優しい声を出す。それに安心したのか、玲奈は口を開いた




『だって…この女が棗にまとわりついてたから…許せなかったのぉ…』


そう言うと、しゃがみこみ泣き出した

そんな玲奈の上から、俺は呟く


『ふーん…じゃあお前とは別れるわ』