あたしはナッチからバックを奪い取り、ギュッと抱き締める

ナッチ……見たんだ……


絶対…知られたくなかったのに…


バックにポタポタと、滴が落ちる

ずっと我慢してきた涙は、次から次へと溢れてくる



すると、首に腕が巻かれた


『すずもう一人で悩まないで、あたしに相談して!あたしは何があってもすずの味方なんだからね』


その言葉は震えていて、ナッチの涙があたしの腕に落ちた…



あたしたちは、お互いが泣き止むまで、ずっと抱き合っていた