『玲奈、相沢が貸してくれるって』

『どうぞ』

あたしは柏原さんに、教科書を差し出した

柏原さんは、あたしと教科書を交互に見ると、ニコッと笑った

『ありがとー。2時間目の休み時間に返しに来るね★』


『あぁ…はい』

そう言うのと同時にチャイムが鳴り、柏原さんは『じゃあーね~』と手を振って、教室に帰って行った




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