……………

『相沢?』

『あっ…ごめん、何言おうか忘れちゃった』

『何だよそれ』

そう笑って、戸城は自分の席についた






やっぱり戸城には聞けない…戸城には絶対バレたくない…っ


あたしは下を向いて、スカートを握りしめた





『棗ーーーっ』


突然響く女の子の声に、クラスの男子がざわつく

ドアの所に立っていたのは、柏原さんだった