その言葉を聞くと、その人は急にぱあっと顔が輝いた。
「本当!?
やった!俺はここにいていいんだ。よろしく、お父さん」
早口でそう言って笑いかけてくる。
ああそうですか。良かったね。それはおめでたいね。
そう思いながら、心の深いところで後悔と興奮とが混ざり合っていて、なんだか分からないがどきどきしていた。
「じゃー、待ってるから。ご飯お願いね」
そいつは今にもスキップをしでかしそうな足取りで、オレが指差した部屋へと戻って行く。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…