「ラン先輩、今度、この前できたショッピングモール行かない?」

「え、あの」

戸惑う私の言葉を遮るようにして、キョウくんが言った。

「デート」

その言葉で私の顔はゆでダコ状態。

「その顔はOK?」

私は、ただ頷くことしかできなかった。