《なんでっ!?なんでアンタが泣いてんの!?やめてよっ、泣きたいのは、私っ》

泣いてる私を責めた。
あの子は、私が苦しむのを望んでいる。

《ごめん》

泣いてる私に謝った。
アイツは私が消えることを望んでる。



私は、そこにいてはいけなかった。
泣くのは駄目だった。
泣きたいのをこらえて、笑う。
それが私が一番苦しむこと。

《ごめん、なさいっ》

ごめんなさい。
許してとは言わない。
だけど、謝らせて欲しい。

ごめんなさい。