お昼休み、あたし達二人は
F組に向かった。
栞奈が山本くんを呼び出して
くれて、さて本題っと
ってーーーーーえ!!、
こうゆう時に
限って栞奈いないしっ!
ちょっと離れた所で友達と
こっちを見てるし。
もうっーーーー。山本くん
いるしはやく言わなきゃぁぁぁ…
『山本くん?!ちょ…ちょっと
お願いがありまして……』
「なーに?」
山本くんはあたし顔を覗く
ように言った。
やーばーいっかっこいいよぉー
あたしの心臓はバクバクだ。
『えっと、武藤くんのアドレスを
教えて欲しいんだけど…
あっ…その、
栞奈が知りたいらしくて!』
「あぁ…そうゆう事ね、
ちょっと待ってて!」
そう言うとあたしの頭をポンポン
してクラスへ入って行った。