すると
教室入った瞬間栞奈がいきなり、


「美緒~さっきやばかったね!

どうしよう…武藤くんのアドレス
めっちゃ欲しいんだけどッッ


美緒ちょっと、山本くんに
聞いといてよっ
山本くんと話せるキッカケだしッ」



栞奈があたしにお願いポーズを
しながら言ってきた。


『栞奈、自分で聞けばいいのに~!』



「だって、
なんかオーラが恐いんだもん…
武藤くん…」


まぁそれはあたしも
思ったことだ。


『わ…、わかったよ!じゃああとで
F組いこっ?』



あたしがそういうと栞奈は笑顔で
頷いた。