毎夜毎夜、泣きながら眠りにつく日々。


パンクするのは、時間の問題だった。



5月下旬のある日、私は学校で泣いた。


理由は分からない。

放課後の教室、私は訳も分からずに泣いた。



何がきっかけだったのかは、未だに分からない。



ひたすらに泣く私に一生懸命手を差し伸べてくれたのは、当時の担任の先生だった。

私の話を聞いてくれた。


たったそれだけだったけれど、それが私の将来の夢を決める大きな一手となった。




その前から漠然と思っていたことだったけれど、その時にはっきりしたんだ。


スクールカウンセラーになりたい。



スクールカウンセラーになって、私みたいに悩んでいる子の力になりたい。

いじめに苦しんでいる子の支えになりたい。


そう思ったのが、きっかけだった。