ときどき、ふとした瞬間に和ちゃんを思い出します。

雨が降っているときだとか、理科系の授業のときだとか。


どうにかして和ちゃんを感じたくて、その痕跡を探してしまったり。

元々ただの片恋だったので感じるなんて無理な話なんですけどね(笑)



当時は和ちゃんを、声や仕草まではっきりと思い出せたものです。

もう、ボンヤリとしか思い出せませんが。


だけど、だんだん時間が経つうちに、「あれ、こんなんだっけ」と疑問がわいてくるのです。

最後の方なんて、もはや本人とはかけ離れていたかもしれません。


私の中の“和ちゃん”は、多分もう本物の“和ちゃん”とは全くの別物だったと思います。


きっとこうだ、なんて理想をごちゃ混ぜにしたものだったんだろうと。



私が想い続けた“和ちゃん”は結局のところ、二次元と大差なかったんだろうなと思います。


そんな状況にも嫌気が射して、私はなんとか気持ちに区切りをつけたんですが。




1つ言えるのは、諦めるなら綺麗になる前に諦めた方が良い、ということですかね。


私はこの恋を恥じていませんし、むしろ誇りに思います。

幼くて馬鹿だったと思うことも多々ありますが、14歳にしては頑張ったな、と。



これを書いていて思ったのは、もしかしたら少しはいけたんじゃないかと。

期待を抱いても仕方のない言動は確かにあったはずなんです。


まぁ、先生は大人なので、しっかりと割り切った優しさだったのかもしれないんですが(笑)

実際いくつなんだろう、先生。
知らないんですよね、私(笑)