照れながらも恐る恐る頷くと、真菜はとても驚いていた。



「マジかー。」



と驚きを隠そうともしない。



「正直高里先生はないと思ったんだよねー。」

「なんで?」

「んー、なんとなく?」



と言う真菜。

高里先生の名前が出て来たのは、上げられた先生の名前の中で1番最後だった。



「そっかー、応援する!」

「ありがと!」

「あたしも高里先生見たいー!」



と舞佳。

いつか、見せてあげたいな。



「そうそう…じゃーんっ♪」



そう言いながら私が取り出したのはあのCD。

いつも鞄に入れて持ち歩いている。



「もらった♪」

「ええー!」

「マジで!?」



やるなぁといった感じで驚く2人。

未だに実感がわかない。先生が、私のためにしてくれたんだって。