「あっ、ご、ごめんなさ…」
「いってー。何なんだよ、このチビ」
カッチーン。ってきた。
今この人チビって言ったよね?
「い、いちご…!」
美咲は固まっている。
あぁ、そうか。
この人もしかしてごっつい感じ?
顔ブスでおまけに性格も悪い最低な奴?
「お前ちゃんと謝れよな、チビ」
「あんたねえ…!」
顔を上げてビックリした。
だってそこに立っていたのは…。
少し栗色の丁度いい長さの髪の毛に長い睫毛。
私よりもはるかに身長は高くて。
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