「うわぁ…」







私は今、麗宮高校の前に来ている。







なんだここは。何かの豪邸か?








あまりの建物の大きさに思わずぽかんと口を開いてしまう。







前もって送られてきたパンフレットで確認はしていたものの……間近で見るとものすごい迫力です…







「なにもこんな所に入学させなくても……」







実は、麗宮高校の校長先生はおじさんの同級生。




おじさんがあたしの事情を話したら「うちの高校に来ればいい」と誘ってくれたみたい……





誘ってもらえるのは嬉しいけど、こんな豪華な高校にあたしみたいな凡人が入学していいんだろうか……