僕の名前は、青咲 晴海(あおさき はるみ)

こんなに僕とか言ってるけどちゃんとした女の子。

僕は、ごく普通の女の子だった。

みんなより、少し顔立ちはよかった。

だから、人並みよりモテたし、彼氏もいたこともある。

僕は、いつからこんなになったんだろう?

どうして、人を信じれなくなったの?

こんなに辛いのに・・・。

誰にも助けを求められない。

そう。

あの日をきっかけに・・・。




「加奈子ー!帰ろ」

僕の親友、如月 美由。

大大大好きだった。

いつも一緒だった。

「うん!今日はどこいこうか?」

「えっと、あ!あそこ行きたい!駅前にできたところ!」

「ああ、あの雑貨屋さん?」

「そそ」

これが、いつも日課。

どうして、こんな絆に・・・。

ヒビが入ったのかな?

僕には今もわからない。

駅前の雑貨屋さんでは、美由とおそろいのものをいっぱい買った。

それは、僕の宝物・・・だったよ。

美由は、どうだったの?

そうだと言ってほしかった。

君の一言で僕は壊れていったよ。

僕はとても弱い人間だ。

いつも周りの人に助けられ、君にも助けられ・・・

僕は、幸せ者。

それが、ダメだったのかな?

おしえてほしかった。

君の本当の言葉。

君の口からすべてを。

僕は、君を助けれなかった。

いつも助けられる側だったから、

助け方を知らなかったんだ

僕の物語が始まる。