明智はこのところ、ヨシコの旅館でお手伝いをしていた。


ヨシコ『パパ〜ごめんね〜』


明智『いいんですよこれぐらい!』


ヨシコ『本当助かります!アイム君とは大違いですね!』


明智『それは言い過ぎですよヨシコさん♪』


ヨシコ『でもどうして園長先生に立候補したんですか?結構大変らしいですよ、七楽園』


明智『みっちゃんからその話を聞いて、穴を埋めるつもりじゃないけど、私はとにかくやってみたかったんですよ。愛を失う辛さは僕も十分わかっているし、何か人の役に立てたらと思って。
でもやっぱり父としてあの子に認められたいってのもあるんですけどね。』


ヨシコ『・・・辛いね。』


明智『妻を亡くし、幼い息子にあんなひどい仕打ちをしてしまい、なんでこんな目に遭うんだって、自暴自棄になって、もう何度も死のうと思いました。
でも今は息子といられる事が今はとても幸せなんです。
だからこそ余計に気になるのかもしれません。』


ヨシコ『・・・』


明智『すいませんべらべらとくだらない話をしてまって!これどこに運びましょうか?』


ヨシコ『誰だって逃げ出したくなるよ・・・でも今が幸せならいいじゃないですか!』


堀江『グスン。』


アイム『 師匠〜社長が〜!!あれ?何でまた泣いてんの〜!』


テル『うわ〜ヨシコちゃん厳しすぎんじゃない?』


ヨシコ『ええ〜!パパ〜?!』


テル『やっぱDNAだな。」