一行はテルの好きな場所へとむかっていた。

香織『また山の中じゃな。』

テル『あ〜。まあね』

奈緒美『やまなしって割には本当、山ばっかよね。』

アイム『しゃれっすか?』

ヨシコ『どこが?』

ヒッキー『でも、だいぶ来ましたね。山というよりジャングルみたいですね』

テル『そうだな。ここは本当に自然以外、何もないからな』

堀江『にしても、薄気味悪いな〜大丈夫か?』

テル『あんたがどこでもいいって言ったんだろ!ここだ。着いたぞ』


そこには、もりに囲まれた学校のような建物があり、グラウンドといくつかの遊具があった。


香織『ん?子供の声がするぞい。』


(あ〜猿だ〜!)

(わ〜テルが来た〜)

ヨシコ『何ここ小学校?』

テル『俺の家かな』

アイム『え?学校に住んでたの?』

奈緒美『三楽園?』

堀江『おお。養護施設だな。』

香織『キキキ〜』

(さるさるさる〜)

(テルテルテル〜)

ヒッキー『テルさん大人気ですね!お猿さんも!』

ヒッキーや子供達には香織は猿でしかない。
そのため香織が話す言葉はキキキーなどで聞こえる。
テル達の周りには気付くと大勢の子供達に囲まれていた。

(てる〜くるま!くるまのりた〜い!)

(おじさんなんで車いすに乗ってんの?)

(このおさるさんカワイイ〜)

テル『このおじさんはな、ヒーローなんだぞ!変身するとホリエンジャーになっぞ!』

堀江『やめろ!テル!ガキは嫌いなんだ!』

香織『いたい!ひっぱるでない!こわっぱめ!』

ヨシコ『堀君もなんか好かれたみたいね!』

テル『めずらしい〜!』

堀江『・・・・お前らホリエンジャー見たいか?』

(みる〜!!!)