何だかまだマコが喋ってるけど、待てない!





勢いよくマコの小さな体を引き寄せる。乱暴に扱うと壊れてしまいそうな細い体を俺の全身で受け止める。
すっぽり収まってもなおできる隙間を埋めるかの様に腕を回しても、マコを欲っする気持ちは治まらない。






欲望のままに、今度はびっくりして目を見開いてるマコのあごに指をかけ、上を向かせると強引にその唇を塞ぐ。







今度は夢うつつじゃなく、実際に感じるマコの唇。



今まで数え切れない位の女の子と唇を重ねてきたけど、こんなに気持ち良くて夢中になるキスは初めて。








熱くて深いキスに進んでも………拒まない。
舌先であちこち刺激してみると、「……っ」「んっ……」と可愛くて甘い吐息が漏れる。それを聞く度に気分が高まっていくのがわかる。




比較的クールに、優位に立って女の子攻めるのがいつものパターンだったけど……そんなの好きな娘には通用しない。大事にゆっくり優しくしてあげたいのに、激しく高まる程にメチャメチャにしたくなる………でもそれだけはなんとか押さえなきゃ。









余裕なくて強引なキスなのに、マコは拒否らない。それどころか腰に回した腕のシャツをギュッと掴んでる。






-ちくしょー……可愛いすぎ…-








胸がキュンとする。息が荒くなるのが自分でも分かる。キスだけで興奮するなんて……情けねぇ。どんだけテンパってんだよ。






もうこれ以上我慢できない。先に進みたい。






「マコ………いい?」











ダメもとで、精一杯クールにマコの耳に囁いてみる。

マコの体がピクッと動く。
そして沈黙……。








-…やっぱダメか-








そりゃそうさ。今日がファーストキスだったのに、その日にHはむしがよ過ぎるか………つうかファーストキスってもっとムード気にしてやんねぇとダメじゃん!