翌日。
結局、旅行の準備に夢中であまり
眠ることはできなかったけど、
寝坊常習犯なあたしには珍しく、
5時にはすんなり起きていた。

「メイクは済んだけど...」

どこに行くのかまだ知らされて
いないあたしは今日きる服に
悩まされていた。

「ん~。スカートじゃない方がいい場所かな?」


旅行なんだしやっぱり動きやすい
パンツ...?なんて悩んでいると
大貴からの着信が鳴った。

~♪


「はーい。」

『お、もぅ起きてたんだ。』

「うん。珍しく(笑)」

『えらいえらい(笑)
おはよーさん。』

「おはよぉ。」

こんな他愛もない会話でも
自然にニヤけてしまう。

あたしってほんと大貴に
弱い(笑)

『今日行くとこなんだけどさ、
結構動くからスカートは禁止な?』


「え、そうなんだ?
よかった!悩んでたとこだった。」


『そうかなって思って電話した(笑)
ちなみに明日はスカートでも大丈夫だから』


「わかった!ありがと」



『じゃ7時にはそっち行くから。』


「はーい!」


少し悩んで服を決めたら
すぐ約束の時間がきた。