コウゴルアスは少女に近づく、が



少女は一定の距離を保つ




『我と汝は存在してはいけない神』



「そんなに怖がらないでよ?」



『しかし、目的があるものでなぁ』



「おーい、」



少女は蹲り耳をふさぐ




頭の中でリピートされる声から逃げたくて




『汝の存在が邪魔なのだ』






『悪いが……消させてもらう』