私の目線の先には芽生ちゃんがいる。



芽生ちゃんとは…

妊娠が発覚して以来の再会だ。




「久しぶり」

『ぅ…うん』




逃げたいくらい恐怖に襲われた。

私の隣には誰もいない。




優真くん助けてって…

心の中で呟いていた。




芽生ちゃんが私にやった事は忘れられない。



どんな月日が経っていても…

許せる事はないだろう。





「何で学校辞めちゃったの?」

『子どもが出来たから』