あたしと夏海はしばらく見つめあった。
そして夏海の表情は温かい笑顔になった。
信じてくれるんだね。
そう言おうと思ったとき。
夏海が表情を戻した。
そしてあたしにむかって話しだした。
その声は確かに夏海だった。
「何言っちゃってんの?信じるとか意味わかんない。」
今まで聞いたことのないような低い声で話しだした。
「ばっかみたい!あたしからしたら信じるも信じないもない。」
「え?」
「だってそれ書いたのあたしだし。」
………嘘……………でしょ?
そして次はみんなにむかって話しだした。
「っていうか復讐したとかしてないとかどっちでもよくない?」
夏海は続けて話す。
「だってこの子いじめられてたんだから。そろそろ友達ごっこなんて疲れたのよ。」