奇跡・・・。







「奇跡って・・・?」








「それは、分からない。」








「なんで、まだ完全に死んでないって分かるの?」








「だって、脚の先しか透けてない・・・、」









「・・・ほんとだ。」









私の体は、段々くっきりになってた。









「普通の人なら、完全に透けてるから。」









その言葉に、少し希望を感じられた。