「きゃっ……!」




その声を聞いた瞬間、俺の身体は自然と動いた。









バンッッ―――!!




思い切り倉庫の扉を開けると、5人の女に囲まれた宮本の姿が。


ぶたれたのか床に倒れ、身を屈めている。






ゆっくりと顔を上げた宮本と俺の視線が重なる。






「え……」


少し開いた口から漏れた言葉。

言葉にならない言葉だが、宮本の目はほんの少し恐怖で瞳を曇らせていた。