俺はふつふつと怒りが込み上げて来るのを感じた。 だが、それは静かに消えた。 こうなる事は分かっていたはずだ。 分かっていて、止めなかったんだろ。 ムカつくとか、……俺が言えた義理かよ。 俺の我が儘な気持ち、弱い心がこうしたんだ。 だが、俺は自分が好き、……だからな。