そんな奇妙な私とかえるの生活が始まった。


名前は……単純だけどブルーと名付けた。


例えば猫であれば、トラとかブチとか名付けるのと同じ類の発想で、その翡翠色の体から極単純に。



見慣れてしまえばブルーは本当に可愛い。


くりくりした瞳にキューキューと小さく鳴くその声が愛らしい。



仕事が終わるとまっすぐに帰って食事をやる。



だんだんと痩せ細っていた体が大きくなって来て嬉しくなる。



相変わらず、私と同じ物を普通に食べるブルーが手にちょこんと乗るサイズから随分大きくなっていた事に私は全く気が付かなかった。