「奏汰先輩!!」



部活動時間になると、あたしはすぐさま奏汰先輩のもとへ走った。



「ん、どうした?」



「あの…陸斗、なんか変じゃありませんか?」



先輩ならわかると思った。



「あぁ…可笑しいとは思うよ。」



先輩でも、事情は知らないみたいだった。