「ははっ…んなことねぇよ。
遙に早く治せって伝言よろしく。

次の大会が最後だから…。」



「次が…何?」



陸斗が俯いていたから全然聞き取れなかった。



「なんでもない。じゃあ先行くな。」



陸斗、やっぱり変。



親友でもなんでもないけど、遙のライバルの様子くらいわかる。